歯車がことごとくかみ合わなかった今季の千葉ロッテにとって、一軍と二軍の入れ替わりは例年になく激しいものだった。プロ2年目、26歳の関谷亮太投手は、そんな状況で与えられたチャンスをものにして、来季の飛躍を予感させた選手の1人である。
関谷投手は名門・日大三高時代に、のちにプロでチームメイトとなる吉田選手とバッテリーを組んでいた。明治大学、JR東日本とエリートコースを突き進むと、いずれも主力として活躍し、2015年のドラフトで千葉ロッテから2位指名を受ける。
ルーキーイヤーの昨季、5月21日のオリックス戦で、先発として一軍デビュー。吉田選手とバッテリーを組み、2001年夏の甲子園の優勝投手で、高校の大先輩でもある近藤投手(現・東京ヤクルト)と投げ合うという数奇な縁を感じさせる一戦を戦ったが、7回3失点の好投でプロ初先発・初勝利...