【注目選手】恩師の教えを胸に。2018年は「早稲田三羽烏」「6球団競合右腕」とも違う「大石達也」を見せる

2017.11.15(水) 00:00 パ・リーグ インサイト 成田康史

打者の腰から地面スレスレまで急降下するフォークと、「マジカルストレート」と呼ばれる最速140キロ中盤の直球を操り、今季17試合連続無失点と抜群の安定感を発揮したのが、埼玉西武の大石投手だ。
早稲田大学時代は、斎藤佑投手(北海道日本ハム)、福井投手(広島)とともに「早稲田三羽烏」と呼ばれた。2010年のドラフト会議で、6球団競合の末に埼玉西武へと入団。大きな期待を背負ってプロの世界へ足を踏み入れる。しかし、最速155キロを誇った球速が140キロ前後まで落ち、開幕前からフォームと感覚に関する不安を口にしていた。
結局、右肩痛を発症したため、ルーキーイヤーは一軍での登板機会はなかった。翌年は24試合に登板してプロ初勝利もマークする。続く2013年はチーム事情で抑えを務めるものの安定感を欠き、その後は再び右肩痛に悩まされ、長く苦しい戦いを余儀なくさ...

続きを読む

関連チーム記事/TEAM