ホークス和田、減りゆく“松坂世代”への思い 3億円減でも「感謝」と言えるワケ

2018.12.19(水) 16:09 Full-Count 福谷佑介
契約更改に臨んだ福岡ソフトバンク・和田毅※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)

「現役を続けたくても、契約してもらえない選手がいる」

 突きつけられた数字は大きなものだった。18日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行った福岡ソフトバンクの和田毅投手。今季は左肩痛の影響で1軍登板なしに終わった左腕に球団が提示したのは、今季の年俸4億円から、野球協約で定められた減額制限(1億円以上は40%)を遥かに超える、75%ダウンとなる1億円。それでも、和田は「契約してもらえることに感謝しかないです」とサインした(金額は推定)。
 カブスから自由契約となり、2016年から古巣のホークスへと3年契約で復帰した和田。復帰1年目は15勝をマークし、最多勝と最高勝率のタイトルを獲得したが、昨季は左肘の手術などでわずか8試合の登板に終わり、今季は開幕前からの左肩の痛みで1軍のマウンドに上がることはなかった。
「3年間の間で働いた1年くらい。申し訳ありませんでしたという話を球団とはしました」。3億円ダウンは球団史上最大の下げ幅。12球団で見渡しても、歴代3番目の下がり幅での契約更改となった。それでも、3年契約が終わり、新たに契約を提示してもらえたことを、和田はありが...

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