
9月22日、エスコンフィールドで中島卓也選手の引退セレモニーが行われた。「2番・遊撃手」としてスタメン出場した中島卓也選手は、第3打席で全力疾走し内野安打をマーク。持ち味の俊足を発揮した。
セレモニーでは現役生活18年間を振り返る映像が流れた後、ともに2016年に日本一を味わった西川遥輝選手、鍵谷陽平氏、谷元圭介氏、栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー、そして愛息から花束が贈呈された。
続いて、中島卓也選手があいさつを行った。以下、あいさつ全文。
「本日は大事な時期にもかかわらず、このような素晴らしい場を用意していただいた球団関係者のみなさん、このエスコンフィールドに足を運んでいただいたファンのみなさん、ありがとうございます。
18年前、プロ野球選手になった喜びと、これからやっていけるのかという不安な気持ちを抱えながら、ファイターズに入団しました。当時の僕は華奢で自信もなくて、プロの世界で本当にやっていけるのか、不安な気持ちの方が大きかったです。それでも大好きな野球ができる、もっとうまくなりたい、その思いを胸に毎日がむしゃらにやってきました。
18年間を振り返ってみると、たくさんの素晴らしい出会いに恵まれてきました。素晴らしい指導者の方々と出会い、たくさんのチームメイトと出会い、支えていただいたスタッフのみなさんと出会い、いつも応援してくださったファンのみなさんと出会いました。その一つひとつの出会いがあったからこそ、18年間プロ野球選手を続けてこられたと思います。
まず、大好きな野球に出会わせてくれた父と母。大きなケガもなく丈夫な体に育ててくれて、本当にありがとう。
一番近くで支えてくれた妻と息子。ここ数年、二軍で過ごすことが多く、寂しい思いをさせてきました。それでもいつも笑顔で応援してくれてありがとう。二人のおかげでここまで頑張ることができました。
ここまで育ててくれたファイターズ、監督、コーチ、スタッフのみなさん、一緒に戦ってきたチームメイトのみんな。良い時も悪い時も最後まで諦めずに戦ってきたことは、かけがえのない経験でした。感謝しています。
18年間応援してくださったファンのみなさん。僕が苦しい時、みなさんの声援が何度も背中を押してくれました。札幌ドームで聴いたみなさんの声、エスコンフィールドで聴いたみなさんの声も、一生忘れることのない宝物です。みなさんの前で野球ができたこと、ファイターズの中島卓也として応援してくれたこと、本当に幸せでした。ありがとうございました。18年間、ファイターズのユニフォームを着てプレーできたことを誇りに思います。
最後に、北山、本当にすみませんでした。(場内笑い)逆転してくれて助かりました。最後の内野安打も後輩のおかげで打つことができました。本当に頼もしい後輩たちです。これから絶対に優勝してくれると思います。僕は信じています。
これからもファイターズをよろしくお願いします。18年間ありがとうございました」
その後、自主トレで縁の深い宮古島のみなさんや近藤健介選手、三木肇氏、大野奨太氏、中田翔氏、田中賢介氏からのビデオメッセージが放映された。
そして、現役最後の遊撃守備へ。谷内亮太コーチが二塁へゴロを放つと、二塁に就いた田中氏が中島卓也選手へトス。そのまま一塁の西川選手へ転送した。
最後は背番号と同じ「9」回宙に舞い、ヒーローカーに乗って場内を一周。チームメイト一人ひとりとハイタッチし、大歓声を背にグラウンドを後にした。