
ソフトバンク・中村晃内野手が3日、みずほペイペイドームで現役引退会見を行った。今後は未定としながらも、安打製造機として後進の指導に当たることに意欲。「まだ何もはっきりとしたことは分からないのですが、これからもホークスというのは3連覇、4連覇、5連覇と続いていかないといけないチームだと思いますし、そこを違う角度から達成できるような、選手をサポートするようなところにいって、また頑張りたいなというイメージは少し持っています」と、さらなる常勝軍団構築に貢献することを誓った。
25年11月には腰椎椎間板ヘルニア手術を受け、今季は開幕前の3月21日に1軍合流。ここまでは23試合で打率1割2分9厘とし、6月9日に出場選手登録を抹消されていた。6月の登録抹消後も調整を続け、28日に行われたファーム・リーグのオイシックス戦(タマスタ筑後)では、9回に逆転サヨナラ満塁弾を放つ活躍も見せた。チームの野手では37歳の柳田に次ぐ年長選手。技術と勝負強さを兼ね備えた打撃だけでなく、準備、練習での姿勢も含めて多くの後輩がその背中を慕った。
帝京から07年の高校生ドラフト3巡目でソフトバンクに入団。初めてレギュラーを獲得した13年から3年連続で打率3割をクリアした。14年には176安打で初の最多安打。19年の自律神経失調症や両膝痛なども乗り越え、第一線で戦ってきた。内外野を守り、一塁手としては20年から4年連続でゴールデン・グラブを受賞。ホークスの歴史に残る名選手が、プロ19年目に決断を下した。
◆中村 晃(なかむら・あきら)1989年11月5日、埼玉県生まれ。36歳。帝京では2年夏から4番に座り、3季連続甲子園出場。高校通算60本塁打。2007年の高校生ドラフト3巡目でソフトバンク入団。11年に1軍デビュー。14年に176安打で最多安打のタイトルを獲得。20年から4年連続で一塁部門のゴールデン・グラブ賞を獲得。通算1654試合に出場し、5550打数1520安打の打率2割7分4厘、69本塁打、555打点、44盗塁。175センチ、81キロ。左投左打。推定年俸1億2000万円。