【ロッテ】サブロー監督がインタビューで熱パの主役を予告 「今年は違うぞというところを見せたい」

スポーツ報知

2026.1.3(土) 05:00

ロッテ・サブロー監督は色紙に「克己」と記しガッツポーズ(カメラ・阿見 俊輔)

 ロッテ・サブロー監督が2日までにインタビューに応じて、就任1年目となる今季への思いを語った。主な一問一答は以下の通り。

 昨季は2軍監督からスタートし6月に1軍ヘッドに昇格。シーズン終了後に1軍監督就任が決まった。改めてどのような1年だったか。

 サブロー監督「昨年の春先はファームで、突き上げるために一生懸命、キツい練習をやらせて、振り込ませたりしました。交流戦から僕が上(1軍)に来て、その子たちを、本当のデビューというか、今後のチームを考えたら、この子たちの力が必要だなっていうところで、経験もたくさんできた、やらせた。そういう面では良かったが、勝ちがついてくればもっと良かった。結果的に最下位というところで、また新たな建て直しが必要かなと思っています」

 1年前に、1軍監督に就任している今の状況を想像していたか。

 サブロー監督「していないですね。そんなことよりも、いい選手をいっぱい作ることしか考えていなかったので」

 シーズン途中からは1軍ヘッドだった立場で、改めて昨季を振り返って。

 サブロー監督「もうちょっと点は取れたかな。うまくやったら点は取れたかなと思いましたけど、反省もありますし、またいろいろと新しいことをやっていかないといけないなとは思いましたね」

 昨年のロッテの投手陣をどのように見ていたか。

 サブロー監督「元々、投手で勝ってきたチームだと思う。その割に全部がダメだったというか。(打線と)噛み合っていなかった部分が多かったなと思いますね」

 ドラフト会議では1位・石垣元(健大高崎)、2位・毛利(明大)ら、育成を含めて全10選手を指名した。

 サブロー監督「僕の中でも本当に最高のドラフトでした。答えが出るのは数年後だと思うので、それまで育成を含めてしっかりやっていきたいなと思います」

 今季の抑えは、誰に任せるつもりか。

 サブロー監督「昨年の成績もある程度、加味はしますけれど、今年の春季キャンプから競争してもらって一番、結果が良かった人にやってもらいたい。シーズンは長いので、勝ちパターン、負けパターンというか、その辺は分けたいと思いますが。年間どうやったら持つか、そういうマネジメントもしないといけない。そのへんは投手コーチ、コーディネーターと相談しながらになりますけど、イメージは持っています」

 救援投手の3連投に関してはどう考えるか。

 サブロー監督「そのへんは、僕はそこまでこだわりがないですけど、ただ時期によりますよね。後半戦の9月、10月ぐらいになって、順位的にもいいところにいるとかで投げてもらいたいっていうピッチャーがいれば、もしかしたらあるかも分かりませんけど。基本、序盤、中盤あたりはなるべく(3連投は)ないようにはしたいです」

 益田は通算250セーブ達成まで残り「2」としている。

 サブロー監督「あと2つやからやらしてあげたいという気持ちはもちろんあるのですが、それは置いといて、自分でつかめっていうことは彼にも話しているので。結果が良ければもちろん達成できる可能性もあると思いますし、彼次第です」

 昨年の現役ドラフトで新たに加入した前阪神・井上に期待するのは。

 サブロー監督「長打力ですね。素晴らしいと思うので、それをどう発揮するかっていうところが一番難しくもある。可能性もあると思うので。実は数年前から僕も見ていて、いいバッターやなと思っていたんですよ。こういう縁があったのでちょっとなんとかしたいなと思いますけど。サードとかファーストとか、いろいろなところを守るかもわかりませんけども、競争してもらって、結果を出してほしい。とにかく『打率はもういい』と言おうかなと思っているんです。とにかく振って強い打球、長打、ホームランにこだわらなくてもいいんですけど『とにかく強いスイング、強い打球を打ちなさい』ということは伝えようかなと思う」

 今季は足を使った攻撃を重視するのか。

 サブロー監督「盗塁ももちろんしてほしいんですけど、盗塁よりもやはり、1つ先の塁を進んでいくうまい走塁というか、勇気を持っていってもらいたい。それが得点につながる感じになってくれればうれしい。ウチも打てない、打てないというんですけど、ヨソも打てていない。投高打低の時代なので、走塁の力で勝っていくしかないかなと」

 今季開幕は3月27日の西武戦。先発マウンドは誰に託すつもりか。

 サブロー監督「全く決めていないです。もちろん僕は競争してほしいなと思っているんですけど、いろんな兼ね合いがあると思う。そのへんを加味しながら、そのときが来れば考えようかと」

 キーマンと考える選手は誰なのか。

 サブロー監督「誰というか(昨年台頭した)寺地、山本、西川、ピッチャーは木村、(田中)晴也とかはいますけど、その辺が昨年以上の成績を残してくれるとさらにチーム力もあがるかなと。それプラス、ソトとポランコも、あとは中堅、ベテラン陣も切磋琢磨して頑張ってくれると思うので、そういう意味で、チーム力を上げるために、若い野手、投手にそういう力を発揮してもらいたいなと思いますね」

 今春のキャンプでは若手が1軍の都城、ベテランは2軍の石垣島スタートという考えか。

 サブロー監督「全然、まだそこまであまり考えてはいない。いい状態でオープン戦に入ってもらって、そこでみんなにチャンスを与えて、結果を出した方が若手であろうが中堅、ベテランであろうが関係なく、行きたいなと思います」

 今季は藤岡が二塁から遊撃に復帰する。

 サブロー監督「彼と話をしたときにショートを守りたいという話をしていたんでね。それは勝負したらいいと思うんですよ。セカンドであろうが、ショートであろうが、僕はどこでもいいですよ。彼が一番、力を発揮できるところの方がいいと思ったので。ショートは結構、動きが多いので、ショートでダメだったとしてもセカンドなりサードなり、年齢とともに衰える運動量を確保するためにもね。でも、ショートでレギュラーを取ってほしいです」

 先発投手陣の構成は。

 サブロー監督「昨年の成績だけでいくと種市は間違いないですね。木村、田中晴も昨年の成績だけでいうと入ってくる。あとは小島にも頑張ってほしいです。決まっているのは種市くらいですかね」

 木村、田中晴は昨季、登板間隔を十分に空けて、先発をさせていたが。

 サブロー監督「それはもう、年々縮まっていくんじゃないですかね。状態次第だと思いますけど。石川柊太もこんなものではないと思う。今年はぜひ、いい時以上のピッチングを期待しています」

 打線の構成は。

 サブロー監督「4番は・・・。できたらホームランバッターがいいかなと思う。限られてきますよね。流れを見ながらというか、打線を組み替えることをしようかなと思ってるんですけど、基本は固定したいので。それはまた考えます」

 昨季、捕手では打力を武器に寺地がレギュラーを奪った。今季の捕手争いは。

 サブロー監督「一番頑張ってもらいたいのは佐藤です。彼がずっとけがをせず、年間出られるようになった方が、ディフェンス面としてはいいのかなと思う。ただ寺地も打力、あと昨年経験できたことを、今年どれぐらい変わっているか、キャッチャーとして。そのへんをちょっと見極めながらですが、基本、佐藤には頑張ってもらいたいし、寺地にも頑張ってもらいたい。松川とか田村もチャンスはあると思う。ただ、あの2人よりも守るだけではなくて、打てないといけないと思うし、ハードルは高いかもわからないが、全員にチャンスはあります」

 藤岡、田村ら今季にかける熱意を前面に出す中堅、ベテランが多い。

 サブロー監督「まずそういう気持ちになってくれているのはいいですよね。うれしいなと思うし。ただ悔しかったと思うんですよ、彼らは。昨年、若手にレギュラーを譲ったっていうことで。それをバネに今年はぜひ、1軍のレギュラーという気持ちで勝負してもらいたいです」

 1軍で采配を振るのは初めてだが。

 サブロー監督「僕がイメージしている通りにやってくれるかなっていうところ。それができる子もいれば、できない子もいると思うんですけど。その(できる)人数が多ければ多いほど、成績もついてくるのかなと思いますけど。僕のイメージを上げすぎないように、これくらいやってくれたらいいなっていう選手が多ければ多いほどありがたいですね」

 選手の育成には我慢も必要になる。

 サブロー監督「外国人、若手に関しては、多少そういうのもあるかもわからないですね。全員が全員、プロ野球って平等であって平等ではないので。もちろんちょっとの差は出てくるかもわかりませんけど。でも基本はやはり、結果を出した人に出てもらいたいなと思いますけど。ただ例外もあるかもしれません」

 就任1年目から優勝、日本一を目指す中で、クリアしたい目標は。

 サブロー監督「野手でいうと、出塁率はもっと上げてもらいたいなと思います。打率が低くても出塁率が高い選手もいるので。ウチとヨソのチームのバッターの成績を見ていくと、圧倒的に低いのが出塁率なんですね。OPSは求めていくんですけど、出塁率は打たなくても上げられるところだと思うんで。その辺は技術だと思うんで。より多く出塁して、うまい走塁をして、少ないヒットで点を取れる。そんなふうになってもらえたらいいなと思います。ホンマは打ち勝ちたいんですけど、そんなにうまくいかないと思うので。打てなかったときにどういうところで点を取るか。そのへんをリスクヘッジじゃないですが、考えています」

 新たに就任した1軍コーチ陣に期待する点は。

 サブロー監督「光山さん(1軍ヘッド兼チーフバッテリーコーチ)にはバッテリー、チーム全体を見てもらって。打ってつけの人だと思うので、すごく助かるんです。西岡(1軍チーフ打撃兼走塁コーチ)に関しては彼の色を出してもらって、伸び盛りの選手が多いので、いい方向に持って行ってくれたらいいかなと。小林宏之(1軍投手コーチ)はピッチングコーチは初めてですけど、なんて言うんですか、選手、コーチ(の上下関係)ではなくて、友達感覚で話せる、引き出しを引き出せるのがうまい子だと僕は思っているので、それを引き出しながらピッチャーを伸ばしていってほしい。松山さん(1軍チーフ内野守備走塁コーチ)は内野守備、走塁に関しては僕が知らないことをいっぱい知っている。信頼していますし、思う存分、いいことも悪いことも、何でも言ってもらえたらなと」

 サブロー監督は以前、松山コーチは名将・仰木彬さんの野球をよく知っていると話していた。仰木野球とは。

 サブロー監督「やはり(仰木さんは)名監督ですよね。僕はボビー・バレンタインもそうですけど、原(辰徳)さんや仰木さん、野村(克也)さんも直接は知らないですけど、いろいろ本を読んだり、いろいろ聞いたりもしていますし、いいところばかり引っ張ってきて、自分のものを作れればいいかなと思っているので。現役の時から松山さんには仰木さんのことをすごく聞いていて、こういうのを見てたとか、こういうデータを特に重要視してたとかっていうのは聞いているので、その辺もアナリストと相談しながら、そういう資料をもらおうかなと思ってますけど。僕の1年目が(オリックス監督は)仰木さんだったんですよね。田口さんとかイチローさんとよく食事に行ったり、だから結構いい関係やなと僕は1年目ながら思っていたので。その辺はもうマネをしています」

 種市が昨年の契約更改交渉後、将来的なメジャー挑戦の希望を明かした。

 サブロー監督「いいことだと思いますね。行けばいいと思いますし、背中を押したいですけど。そうなってきたら喜んで応援したいので。ぜひ、断トツの数字をあげてほしいと思います」

 他球団の補強状況をどうみるか。

 サブロー監督「すごいですね。ウチもいい補強をしているなと思いながら、でもそういうときってヨソもいいんですよ。特に西武さんなんかすごい補強をしていますけど、でもこれはやってみないと分からないんで、1年後に正解か不正解か分かるとおもいますけど。でもいいじゃないですかね。パ・リーグが盛り上がって。昨年良くなかったところがウチも含めて上を目指して補強しているんで、なんか順位うんぬんではなく、パ・リーグ全体を盛り上げて、今年は違うぞというところをウチも含めて見せたいですね」

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