
◆オープン戦 オリックス1―4巨人(8日・京セラドーム大阪)
オリックスは8安打で1得点と打線に元気がなく、3月の対外試合は6戦全敗となった。オープン戦も最下位に転落。本拠地・京セラDで4試合を戦い、初白星が遠い岸田監督は「勝ちたいですよね、やっぱり。そのためにみんなやっていると思うので…」と本音を漏らした。
リーグ5位に沈んだ昨季は、チーム打率2割3分8厘、71本塁打、402得点もすべて同5位。課題とされる攻撃陣が、苦戦している現状だ。「なかなか(打線が)つながらないところがある。このまま行けば心配になる」と岸田監督は指摘。新外国人としてディアスやオリバレスを加えながら、オープン戦は6試合で本塁打ゼロ、ここ4試合でも6得点と沈黙状態だ。
それでも、光明はある。この日はドラフト1位の麦谷がオープン戦初安打を記録し、同じ新人の山中も1安打。侍ジャパンから再合流した太田は、5回の左前適時打で唯一の得点を運んだ。「どんどん(状態が)上がってきてくれると、僕は信じている」と祈るような思いの新人指揮官。28日の開幕まで3週間を切り、そろそろエンジンをかけたい。(南部 俊太)
平野(41歳の誕生日を迎えたパ最年長守護神は、オープン戦2試合連続で失点。ヘルナンデスに新球のツーシームを被弾したが、スライダーの精度に手応え)「ツーシームも混ぜて(配球の)幅を増やしていければ」