【オリックス】「空振りが取れて良かった」山下舜平大が練習試合で2回5奪三振 開幕ローテへ視界良好

スポーツ報知

2025.2.21(金) 05:00

オリックス2番手の山下舜平大。3回から登板し2回を被安打0の5奪三振と好投を見せた(カメラ・渡辺 了文)

 オリックス・山下舜平大投手(22)が、圧巻の奪三振ショーを披露した。昨年10月に再発した第三腰椎分離症からの復帰を目指す右腕は20日、練習試合・セガサミー戦に2番手で登板。最速155キロを計測するなど、2回を無安打無失点、無四死球。全6アウト中の5つを三振で奪う快投を見せ「バランス良く、真っすぐでも変化球でも空振りが取れて良かった」と充実感をにじませた。

 9勝3敗で新人王に輝いた23年からは一転、昨季は3勝止まりと不本意な結果に。「序盤は三振を取るというのも(含め)、そもそも自分の投球があまりできていなかった」と振り返った。それでも、4登板で防御率1・61と復調した9月は、28イニングで40奪三振をマーク。「終盤のような投球ができれば、結果もついてくる」と実感し、改めて自らの長所を再認識した。

 「自分はコースに投げて、打たせて取るタイプではない。真っすぐでも空振りだったり、ファウルを取るっていうスタイルなので、三振は多くなった方がいい」。この日は、力のある高めの直球を軸に据えて投球。その上で、得意のカーブに加え「カウント球でも使うし、2ストライク後は落としに行く」と大小2種のフォークも織り交ぜ、緩急でも打者を圧倒した。

 腰のリハビリ過程でB組(2軍相当)スタートとなった今キャンプでは、自己最速の対外試合となる15日のソフトバンク2軍戦(SOKKEN)に登板するなど、例年より急ピッチで調整する剛腕。「まだまだやらないといけないことはたくさんあるけど、継続することが一番大事。(現状に)満足せず、開幕に合わせたい」。目標の開幕ローテ入りへ、視界は良好だ。(南部 俊太)

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