「野球の道に導いてくれた」亡き父へ感謝伝える 西野真弘引退セレモニー全文

パ・リーグ インサイト

オリックス・バファローズ 西野真弘選手 ©パーソル パ・リーグTV
オリックス・バファローズ 西野真弘選手 ©パーソル パ・リーグTV

 9月26日、京セラドーム大阪で西野真弘選手、山田修義投手の引退セレモニーが実施された。西野選手は「7番・二塁手」として先発出場。第2打席に内野安打をもぎ取ると、第3打席には左中間に打球を運び、二塁打をマーク。3打数2安打で有終の美を飾った。

 試合後には本拠地最終戦セレモニーがあり、岸田護監督があいさつ。同じく引退する山田投手があいさつをし、続けて西野選手もマイクの前に立った。以下、あいさつ全文。

「まずはじめに、このようなセレモニーを用意していただき、球団関係者のみなさん、本当にありがとうございます。そして、北海道日本ハムファイターズのみなさん、ファイターズファンのみなさん、伊藤(大海)君、今日はありがとうございました。

ノブ(山田投手)はいち早く紙を出して読んでたんですけど、自分はいけるところまで行こうと思います。(場内笑い、拍手)

オリックスに入団して12年間、いろんなことがありました。怪我も何度もしてきました。打てなくて結果が出なくて、悩んだ時期もたくさんありました。

そんな中でも、自分の野球人生に携わってくださった監督、コーチ、トレーナー、球団関係者のみなさん、家族、そしてたくさんの方々の支えがあったおかげで、ここまでやることができました。優勝、日本一と経験できて、この体で12年間プロの世界でやることができたのは、自分の誇りです。

この場を借りて、家族にも感謝の気持ちを伝えさせてください。母さん。小さい頃から支えてくれて、一番のファンでいてくれて、応援し続けてくれて、本当にありがとう。兄貴。いつもサポートしてくれて、時にはアドバイスしてくれて、相談役にもなってくれて、本当に頼れる兄貴です。ありがとう。

そして、父さん。(うつむき、声を詰まらせる)

自分を野球の道に導いてくれたのは父です。教えてくれたのも父です。本来なら、ここで最後の姿を見てもらいたかったです。今は空の上で『お疲れさん、よくやった』と言ってくれてると思います。父がいてくれたおかげで、ここまでやることができました。

そしてファンのみなさん。良い時も悪い時も常に熱い声援を送ってくださり、ありがとうございました。本当に背中を押してもらえました。力をもらえました。

自分の応援歌の歌詞にあるように、動き回る元気、誰にも負けないその姿を見せられなくなるのは少し寂しいですが、これからは今いる選手たち、そしてオリックスに入ってくる未来のある選手たちに、自分に送ってくれた以上に熱い声援を送ってあげてください。

正直、引退試合とは偉大な先輩や昨日行われた平野さんのように、子どもの始球式をして、花束をもらって、写真撮って、かっこいい引退試合を理想にしてたんですが、残念ながらそれは叶いませんでした。まあ、その辺はこれから頑張ります。

最後になりますが、自分の野球人生、本当に周りの方に恵まれてるなと改めて感じました。自分は幸せ者です。オリックスのユニフォームを着て野球ができて、本当に良かったです。12年間、本当にありがとうございました」

 あいさつの後は同学年の杉本裕太郎選手から山田投手へ、同期入団の小田裕也育成コーチから西野選手へ、また現在北海道日本ハムでプレーするかつてのチームメイト・山崎福也投手から2人へ、花束が贈られた。記念撮影をし、チーム全員で5回の胴上げ。

 その後はチームメイトとともに場内を一周。外野スタンドでは西野選手の応援歌が演奏され正面で聞き入った西野選手はうつむき、目頭を抑える。深々とお辞儀をし、ファンへ感謝を示した。

記事提供:パ・リーグ インサイト

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