ロッテの宮崎竜成は、7月9日に一軍登録抹消後、9月11日に一軍再登録されるまでファームで33試合に出場して、打率.300(90-27)、3本塁打、19打点とバットで結果を残してきた。
「ファームに行った時はあんまり打席に立っていなかった。自分がどれぐらいの状態なのか確認をして、速いまっすぐを打てなかったので、克服するためにいろんなことを試しながら、ファームの期間、バッティングをやっていました」
降格直後の7月10日のハヤテ戦、2-0の初回二死一、三塁の第1打席、堀江正太郎が1ストライクから投じた2球目のストレートを右中間に弾き返す2点適時三塁打、7月19日の巨人二軍戦、1-1の4回無死一、二塁の第2打席、園田純規が1ボールから投じた2球目の144キロストレートを打った瞬間にそれとわかるライトスタンドへ3ランを放った。
8月は23日の日本ハム二軍戦から27日のDeNA二軍戦にかけて4試合連続安打、27日のDeNA二軍戦では0-0の2回一死一塁の第1打席、坂口翔颯が2ボール1ストライクから投じた4球目の138キロストレートをライトへ特大の本塁打を放った。8月は18試合に出場して、月間打率.341(44-15)、2本塁打、6打点とアピール。
「8月はだいぶ自分で思ったようなスイングというか、捉える確率が高くなっていた。その分、打席に余裕がありましたし、それが一軍でどれぐらい出せるのかなという感じです。バッティングの状態はファームの時は良かったのかなと思います」
ファームでは足を上げて打ったり、ノーステップ気味に打ったりしていた。その日の状態によって使い分けていたのだろうかーー。
「最初は足をあげていたんですけど、すり足の方がしっくり来ていたので、できるだけ小さい動きで捉えにいくような感じにしました」
9月に入ってからも6日の阪神二軍戦で2安打2打点の活躍を見せ、11日に再昇格を果たした。
9月12日のソフトバンク戦、1-5の5回一死走者なしの第2打席、ラトリッジが1ボールから投じた2球目の147キロのストレートをセンター前に弾き返した。
「一軍に上がってからもまっすぐの空振りは減っていると思うので、一発で捉えられるようにやっていきたいと思います」
宮崎といえば、プロ1年目の昨季から「ファームのピッチャーでも150キロ超えてくるピッチャーはいるんですけど、一軍と二軍で同じ150でも違いがあったので、ただ速い球を打つのではなく、質の良い速いまっすぐを一発で捉える技術がないといけないなと感じました」と一軍と二軍のストレートの違いについて言及し、シーズンオフの自主トレでも一軍の投手が投げる速いストレートを対応するために練習を積んできた。
一軍投手のストレートを弾き返すために、ファームではアプローチを変えたりしたのだろうかーー。
「高めを狙って打つというか、速球で空振りは高めが多かったので、そこを捉えるというか、当たるように軌道を変えているような感じですね」
26年シーズンも残りわずか。来季に繋がる形でシーズンを終えたいところ。「もともとバッティングが長所だと思っていたので、そこをしっかりアピールして、まっすぐで抑えられる場面が多かったので、そこを弾き返せるようなバッティングを、アピールができたらなと思います」。バットで結果を残していく。
取材・文=岩下雄太