
◆パ・リーグ オリックス1―7ソフトバンク(17日・京セラドーム大阪)
主砲に成長したソフトバンク・栗原陵矢内野手が笑顔を爆発させ、歓喜の輪に飛び込んだ。5月中旬から4番に定着した30歳。現時点でキャリアハイを大きく更新する37本塁打、111打点はリーグ2冠を走る大活躍で打線の主役になった。
5月2日の楽天戦(みずほペイペイ)で今季初の4番。柳田が前日の死球の影響でスタメンを外れたチームは打線の組み替えを余儀なくされた。「コーチからの提案が4番・栗原。見事にはまった」と小久保監督。“応急処置”は大きな分岐点になった。同月に12球団断トツの26打点。月間11本塁打も、柳田が17年6月に記録した福岡移転後の球団最多12発に迫った。
結果で“指定席”を確保。近藤との「KK砲」は今季10度のアベック弾を記録した。昨年までは試合後の自主練習も時間をともにし、何度も助言を仰いできた球界屈指の強打者と打線をけん引。今季は「一人で考える時間を大切にしないと、後輩たちに見せる姿がない」と、その師匠からも自立し、肩を並べてVロードを駆け抜けた。選手会長にも就任した26年。球団では05年の松中以来となる40発&100打点も射程圏内の背番号24は、文句なしのMVP候補。小久保監督も「まだシーズン終わってないんで。40発打ってほしいです」とさらなる期待をかけていた。