
◆パ・リーグ 日本ハム8―2西武(11日・エスコンフィールド)
日本ハムは11日、西武戦(エスコン)に長打攻勢で快勝。今カードの対戦を1勝1敗のタイとし、再び2位西武にゲーム差なしと肉薄した。「6番・一塁」と今季初めて一塁でスタメン出場した郡司裕也捕手(28)は、2回無死一、二塁から先制の左翼線二塁打。打撃不振からファームでの再調整を経て、約1か月ぶりとなった本拠地で、いきなり本来の勝負強さを披露した。
外寄りの150キロを、郡司は鮮やかに振り抜いた。力強い打球が左翼線で弾む。2回無死一、二塁、西武先発・高橋光の真っすぐを捉える先制の左翼線適時二塁打だ。「バントもあるかなと思ったんですけど、ボスが打たせてくれたので。思い切って、意気に感じていきました」。二塁塁上でベンチを指さし力強く手をたたくと、ベンチの新庄監督も頭上で拍手を送った。
久々に出た気持ちのいい打球だった。3日の再昇格後初、6月9日以来の打点。「今年は得点圏でなかなか仕事ができてないんで、いい場面でいい打球が打てた。エスコン自体も1か月ぶりですし、そういった意味でも」。本来の勝負強さを発揮し、ホームで復活を印象づけた。
今季は4番で開幕したものの、状態が上がらず6月14日に2軍落ち。「なんで打てないかというのを、メカニクス的にひもといてやってきたつもり。状態も上がってると思う」。自身の立場も開幕当初とは変化したことを自覚。「初心を思い出してやらないといけないと思いますし、競争する立場になったと思うんで、自分をアピールしながら勝ちに貢献できるように」と改めて定位置確保を狙う。
7日のロッテ戦(ZOZO)では、今季10個目の失策が失点につながり、新庄監督から「ちょっとサード問題を考えていかないと」と苦言を呈された。今季初の一塁でのスタメンには「守備も頑張ってきたつもりなんですけど、この前ミスしてしまって。切り替えてやってますけど、練習は続けたい」と前向きに語った背番号3。攻守に信頼を取り戻し、勝負の夏へ向かっていく。(山口 泰史)