
◆パ・リーグ オリックス3x―2ソフトバンク(8日・京セラドーム大阪)
オリックス・宗は、殊勲の喜びをそのまま言葉に変えた。「久しぶりすぎたので、気持ちよかったですね」。同点の延長10回、1死一、二塁で守護神の杉山から右翼線にサヨナラ二塁打。24年以来、自身6度目の劇打だ。1点を追う4回には、前田悠から右越えに7号ソロ。チームとして、21年以来の開幕からサヨナラ試合5戦5勝にも貢献した。
プロ12年目の今季は、練習中にメモを取ることを習慣化。「野球用」と「それ以外用」の2冊を用意し、時間を見つけてはペンを走らせてきた。「あまり人に言えるような話ではないけど(笑)。日常のことを総合的に書いて、時間があれば見返している」と、頭の整理に役立てていることを力説。「『もっとこうできたかな?』というところを見つけるために」と試合後には欠かさず自身の打席をチェックし、高い向上心で成長につなげる日々だ。
1点を追う8回には、紅林が自己最多を更新する同点の11号ソロ。111球で7回を2失点にとどめた先発・九里の力投に、全員野球で応えた。41打席連続無安打のシーモアのファーム再調整が決まるなか、チームは首位・ソフトバンクとの連敗を3で止め、4位に再浮上。5試合連続安打と上昇中の絵になる男、宗は「全員でカバーし合いながらやっていくのがオリックス」と胸を張った。(南部 俊太)