
ソフトバンク・中村晃内野手が3日、みずほペイペイドームで現役引退会見を行った。
プロ19年目、ここまで通算1520安打を放ってきた打撃職人が決断した。「私、中村晃は19年間のプロ野球生活を終える決断をしました。本当にたくさんの方々に支えられてここまで歩んでこられたと思っています」。ファン、チームメート、家族へ、感謝の言葉を述べた。
最愛の家族へは、6月5日からの横浜遠征で「今シーズンで選手を終わろうと思います」と伝えたという。「いつもだったら何に対しても相談してきたんですけど、ずっと長くやってきた野球だったので。そこは誰にも相談することなく自分の決断をしたいなと思っていた」と内なる心境を明かした。
引退を決めた際も「決めたことなんでしょ?」と受け入れてくれた家族。改めて「僕自身をいつも支えて、応援してくれていましたし。本当に申し訳ないなという気持ちもありましたし。いつも結果が出なくても、家に帰った時は明るく接してくれていたので。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と涙を浮かべながら、感謝した。
会見には、薬指に指輪をはめながら臨んだ。試合に向かう日は、家族3人で写っている写真を見てから家を出る。帽子にもイニシャルを書き「常に3人で一緒に戦っているという思いでここ数年はやってきました」と明かした。妻と、24年9月に誕生した長男。「本当に妻の支えがなかったらここまで野球やれていない。それと同時に息子の存在もすごく大きかったので。もう少し長くやれればよかったんですけど。まだまだこれからかっこいい父でありたいと思いますし、夫でありたいなと思います」と、これからもともに歩んでいく。
◆中村 晃(なかむら・あきら)1989年11月5日、埼玉県生まれ。36歳。帝京では2年夏から4番に座り、3季連続甲子園出場。高校通算60本塁打。2007年の高校生ドラフト3巡目でソフトバンク入団。11年に1軍デビュー。14年に176安打で最多安打のタイトルを獲得。20年から4年連続で一塁部門のゴールデン・グラブ賞を獲得。通算1654試合に出場し、5550打数1520安打の打率2割7分4厘、69本塁打、555打点、44盗塁。175センチ、81キロ。左投左打。推定年俸1億2000万円。