「まっすぐに差されたり、ボール球を振ったりというのが目立つので、しっかり間をとってボールを見極めて、ストライクをしっかりやっていきたいです」
ロッテの育成・谷村剛は現在打率.192ではあるが、開幕直後は少ない出場機会で3試合連続安打をマークするなど結果を残した。
代走から途中出場した4月12日の日本ハム二軍戦、0-6の9回無死走者なしの第1打席、生田目翼が1ボール2ストライクから投じたツーシームをライト前に弾き返し、今季初安打を放つ。
『7番・ファースト』でスタメン出場した4月16日のオイシックス戦、4-1の8回二死一、二塁の第4打席、「初球のまっすぐを張っていて、それをしっかり打ちにいって、振り切ってホームランになったので、いい形だったかなと思います」と、鈴木颯人が投じた初球の145キロ外角低めのストレートを打った瞬間のライトへ3ラン。
『2番・指名打者』でスタメン出場した4月18日のヤクルト二軍戦では、1-1の5回一死二塁の第3打席、下川隼佑が1ボールから投じた2球目のストレートをライト線に適時三塁打を放ち、3試合連続安打を達成した。
谷村は1月20日のロッテ浦和の取材で、「ボール球に手を出さないこと。あとは自分が打てるボールが来たら、強くスイングして捉える力がもっと必要だと思うので、そういうところをもっと磨いていければいいかなと思っています」と話していたが、シーズンが始まった現在、「ヒットだったりは結構強い打球、打球速度とかも出ているので、そういう打球をもっと増やしていけたらいいなと思います」と取り組んできた成果を出せている。
昨季は「落ちるボールを振っていた」と反省し、シーズン終了後に参戦したジャパンウインターリーグでは「低めのフォーク、チェンジアップを見逃すことが増えたので、そこを見逃せるようになったのは良かったなと思います」と課題克服に励んだ。
シーズン始まってから、落ちる球の対応について谷村は「まだ手を出して空振りというのがあるので、もっと見極められるように練習していきたいと思います」と課題を口にした。
課題点や反省点がある中で、打撃面で成長を感じる部分について「去年よりは強いスイングでできているので、捉えるところをもっと向上していけたらなと思います」と前を向いた。
寮に帰ってからも、「映像を見直してどういうスイングしているのか、見逃し方とかを見直すようにしています」と映像で自身の打席の振り返りを行っている。
守備面では本職・サードに高卒ルーキーの櫻井ユウヤが多く出場していることもあり、ファースト、セカンドで出場することが多い。「試合の中で課題が出てくると思うので、その課題を潰して、一つずつやっていきたいと思います」と、ミスを減らすためにノックを受けていく。5月19日のロッテ浦和での全体練習後には、松石信八とともに特守を受けていた。
また、5月8日の巨人二軍戦では、ZOZOマリンスタジアムデビューを飾った。ファーストの守備にも就いたが、「風が強かったので、練習からフライとかどういう方向に落ちるか予測してやったんですけど、思ったよりも風が強くて流されました。しっかり練習で掴んで行って、試合で出せたらいいなと思います」と、マリン名物の強風も経験した。
「打撃の方でしっかり結果を残せるようにやっていきたいです」。5月16日の楽天二軍戦ではプロ入り後2度目のマルチ安打を達成し、バットでアピール。与えられた出場機会で、攻守に結果を残していく。
取材・文=岩下雄太