
楽天のドラフト1位・藤原聡大投手(22)=花園大=が2日、沖縄・金武キャンプ2日目の初ブルペンで“衝撃デビュー”を飾った。直球はいきなり最速153キロをマーク。受けた捕手が「(巨人の)則本さんのよう」と評したスライダーを交えて25球を投じた。開幕1軍を見据えるルーキーの投球を周囲は絶賛。鮮烈なインパクトを残した。
浮き上がるような快速球と鋭利な変化球で度肝を抜いた。「7、8割の力感でこのような球速が出るとは思わなかった。150キロを超えてきたのは良かったです」。力みのない腕の振りから直球は150キロ台を連発。カーブ、縦と横のスライダー、スプリットも投じた。ドラ1の球を受けた11年目の堀内は「強烈。真っすぐは速くて強いし、低い位置から伸びてくる」と賛辞を惜しまなかった。
“則本級”の武器でアピールした。藤原が「変化球の中で一番の生命線」と明かすスライダーだ。堀内は「スライダーは則本さんのように強烈な曲がりをしていた」と、昨季まで楽天に在籍し、今季から巨人に移籍した右腕に重ね合わせた。花園大時代から“則本2世”と評されることがあった藤原は則本の動画などを当然見たことがある。堀内の言葉を伝え聞き「うれしいです」とはにかんだ。
首脳陣も目を細めた。三木監督は「非常に強いボール。バネがあってゴムがパーンってはじかれるよう」と語れば、久保投手コーチは「躍動感があった」と評価。起用法は今後決めていくことになるが、強力な印象を与えたことは間違いない。
投球スタイルの参考にしているのはアストロズの今井だというドラ1。「平均球速や三振を取り切ることをレベルアップさせたい」と思い描いた。まず目指すのは開幕1軍。「実戦でしっかりと結果を出したい」。期待の大きい右腕のプロ生活が順調に動き出した。(宮内 孝太)
◆藤原 聡太(ふじわら そうた)
▽生年月日 2003年11月20日
▽出身 三重県伊賀市
▽経歴 小学1年から阿山セカンドブルーファイヤーズで野球を始め、甲賀シニアでは遊撃兼投手、水口高では1年秋は背番号6で遊撃、2年春から背番号1で投手。花園大では1年春から登板
▽憧れ 今井達也
▽直球 最速156キロ
▽球種 カーブ、スライダー(縦、横)、スプリット、ツーシーム、チェンジアップ
▽サイズ&投打 178センチ、73キロ、右投右打
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