3月29日、ベルーナドームで行われた埼玉西武と北海道日本ハムの第2回戦は、3対2で北海道日本ハムが勝利した。
北海道日本ハムは初回、先頭の万波中正選手が二塁打で出塁。相手投手の暴投で進塁し、無死3塁と好機を拡大すると、清宮幸太郎選手の内野ゴロの間に1点を先制した。さらに4回表には、レイエス選手の安打、野村佑希選手の二塁打などで1死2、3塁とし、郡司裕也選手の適時打で1点を追加する。
先発の加藤貴之投手は、初回から走者を出しながらも無失点で立ち上がると、2回以降も粘りの投球で得点を与えない。6回裏に安打と味方の失策で2死1、3塁のピンチを背負い、外崎修汰選手の適時打で1点を失ったが、後続は抑えて、6回85球6安打無四死球2奪三振1失点(自責点0)でマウンドを降りた。
7回は池田隆英投手が無失点投球も、8回に登板した杉浦稔大投手が連打で1点を失い同点に。しかし、2死1、2塁のピンチで後を受けた河野竜生投手が後続を断つと、9回は福谷浩司投手が3者凡退に打ち取って、試合は延長戦に突入した。
打線は延長10回表、2死から郡司選手と矢澤宏太選手の連打で2、3塁の好機を演出する。ここで上川畑大悟選手がセンターへ適時打を放ち、勝ち越しに成功。1点リードで迎えた10回裏は、守護神・田中正義投手がわずか9球で試合を締めた。
勝利した北海道日本ハムは、加藤投手が6回1失点(自責点0)の好投で試合をつくると、打線は万波選手が3安打、郡司選手が2安打1打点の活躍を見せた。一方敗れた埼玉西武は、終盤に追いつくも救援陣が粘りきれず。なお、先発の渡邉勇太朗投手は、7回95球5安打1四球4奪三振2失点の快投を披露すると、打線はネビン選手、中村剛也選手がそれぞれ2安打をマークしている。
12345678910 計
日 1001000001 3
西 0000010100 2
日 加藤貴之-池田隆英-杉浦稔大-河野竜生-○福谷浩司-S田中正義
西 渡邉勇太朗-甲斐野央-平良海馬-●ウィンゲンター
文・谷島弘紀
・試合詳細/動画
Daigo Kamikawahata hits the winning run! Hokkaido Nippon-Ham win in extra inning innings to record their second consecutive win since the start of the season
Pacific League Insight
2025.3.29(土) 17:45
