【ロッテ】2軍本拠地移転先候補が「千葉・君津市」に決定、球団発表「未来図を描くことが出来た」…31自治体応募

スポーツ報知

2025.3.25(火) 13:09

 ロッテは25日、2軍の本拠地移転候補先に千葉・君津市に決まったことを発表した。

 ロッテは埼玉・浦和市に2軍の本拠地を置き、ロッテ浦和球場は1989年から使用。老朽化に加えグラウンド数、トレーニング施設、選手寮が手狭になってきているという。さらなるチーム強化へ向け、選手育成の拠点となるファーム本拠地を24年2月16日から公募を行い、2024年3月末までに31自治体から応募があった。

 24年8月末までに各自治体からの提案をもとに、意見交換会やプレゼンテーションを重ね、4自治体と協議を継続。その後、熟慮を重ねた結果、移転先候補を君津市と決定した。今後、君津市と移転に向けた協定を締結する予定だという。 高坂俊介球団社長は球団を通し「ファーム本拠地の募集に31もの自治体に応募いただきましたこと、改めて御礼申し上げます。特に4自治体の皆様とは何度も協議を重ね、現地視察、事業計画検討など大変多くの時間を割いてくださいました。深く感謝申し上げます。移転先候補を君津市に選定した理由は、私たちが重視した『地域との連携』、『立地・敷地・施設』、『永続的な運営スキーム』。いずれにおいても最も具体性・実現性が高い提案をいただき、20年後、30年後の未来図を描くことが出来たことが挙げられます。このファーム本拠地移転の取り組みが、チームやファンの方々はもちろんのこと、地域の方々にとっても良いものとなるよう、しっかり取り組んでまいります」とコメントした。

 君津市の石井宏子市長は「千葉ロッテマリーンズファーム本拠地の移転先候補に、君津市が決定したことをご報告いたします。千葉ロッテマリーンズファームを君津市に迎えることが、スポーツによる地方創生の大きな一歩になると確信し、職員や関係する皆様とともに熱意をもって取り組んでまいりました。君津市が選ばれたことを誇りに思うと同時に、強い希望と喜びを感じております。今後球団と協議しながら、千葉ロッテマリーンズファームを受け入れる準備が進んでいくことになります。市民の皆様にも様々な場面で球団歓迎に関わっていただけるよう、進めてまいります。選手たちには、成長と活躍、そして勝利をもたらし、君津市には、にぎわいを創り、未来を築くプロジェクトとなるよう、推進してまいります。オール君津・オール千葉で、千葉ロッテマリーンズを応援していきましょう!」とコメントした。

 ロッテは昨年12月、〈1〉本拠地ZOZOマリンスタジアムから車で1時間程度の距離で、グラウンド、トレーニング施設、選手寮などを一体化できること。千葉県内から茨城県南部を想定範囲としている、〈2〉地元市民はもちろん、地元自治体、地元企業との連携、協力体制があること、〈3〉20~30年先を見据え、永続的に運営できるスキームを組めること、の3点を条件に移転を本格的に検討していることを明かしていた。

 ◆近年のファーム移転

 ▽16年ソフトバンク 福岡市の雁の巣球場から筑後市へ。2つの球場を含む新本拠地の敷地面積は約7万1600平方メートル。選手寮にクラブハウス、12球団最大規模の屋内練習場などが建設された。

 ▽18年オリックス 神戸市の室内、寮の老朽化に伴い、大阪市の舞洲に総工費約30億円で新設。

 ▽19年DeNA 横須賀市長浦町の2軍施設の老朽化で、横須賀スタジアムがある追浜公園内に移転。総工費約40億円。グラウンドは横浜スタジアムを再現。

 ▽27年予定ヤクルト 埼玉・戸田市の現施設の老朽化に伴い、11月に茨城・守谷市に球場や寮を新設する協定を結んだ。守谷市が約20ヘクタールの総合公園を新設し、7.3ヘクタールを球団側が新拠点として整備。

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