◆オープン戦　阪神３―３オリックス（２２日・京セラＤ）

　オリックスが２戦連続で阪神に引き分け、オープン戦の成績を１５試合２勝１０敗３分けとした。就任１年目の岸田監督は、本拠地・京セラドーム大阪でのオープン戦７戦目で、またも初白星を挙げることはできなかった。

　初回、２死から紅林が右翼席ポール際にソロ本塁打。阪神先発・富田から、幸先良く先取点を奪った。１―２の３回は、先頭の太田が左前打で出ると、若月の投前犠打、中川の左前打で１死一、三塁のチャンスを演出。続く西野が右犠飛を放ち、同点に追いついた。

　２―２の４回、１死から頓宮が左越えに勝ち越しソロ。試合前時点で打率０割７分４厘と苦しんでいた野手主将が、復調の兆しを見せる一発を放った。

　投げては、先発の九里が１―０の初回に２点を失ったものの、以降は得点を許さず。３回２／３を投げ、４安打２失点、３奪三振で降板した。その後は博志、平野、山田が無失点に抑えた。

　３―２の８回、５番手・東松が無死から連打で一、二塁のピンチを招く。２死後、大山に中前適時打を許し、終盤に試合を振り出しに戻された。

　打線は、オープン戦１５試合で３５得点。あす２３日の阪神とのオープン戦最終戦（京セラドーム大阪）では、なんとしても本拠地初勝利をつかみたいところだ。

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