次は80球台「アリックス」を…今季初完封の日本ハム・有原航平、復調を支えた動作解析システム

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完封勝利の有原(右)は新庄監督と握手を交わした(カメラ・池内 雅彦)

◆パ・リーグ 日本ハム3―0ロッテ(2日・エスコンフィールド)

 日本ハム・有原航平投手(33)が最後までマウンドを守り抜いた。9回100球、3安打無四球で、昨季7月1日の日本ハム戦(東京D)以来、約1年ぶりの完封勝利。エスコンでは初の完封で3勝目をマークし、「最後まで投げられてチームが勝てたのはすごく嬉しい」。屋根も開き気温24度。北の大地の青空の下で、晴れやかな笑顔を見せた。

 多彩な球種で的を絞らせなかった。最速150キロの直球に、カットボール、チェンジアップを操り9奪三振。「(相手が)チェンジアップを待っている時にうまくカットボールを投げられた」。3ボールは2回だけ。二塁を踏ませない圧巻の投球で2年連続最多勝の実力を証明した。

 苦しみながら復活を遂げた。6年ぶりに古巣復帰した今季は、開幕ローテ入りも4月まで1勝4敗、防御率8・23で4月27日に登録抹消。2軍では、動作解析システム「スポーツ・バイオメカニクス」で投球全体を数値化し、直球の質向上に重点を置いた。休日もウェート場にこもりトレーニング。心拍数を上げるためにポール間走のインターバルを短くするなど一から体と向き合い、「走る量も増えましたし、基礎的なことが多い。しっかりとした体の動きをできるように」。一日も無駄にすることなく来たる日に備えた。

 新庄監督は「よっしゃ!3月から待ってました」と、大興奮。あと1球少なければマダックス(9回100球未満の完封)達成だったが「名前を塗り替えてもらえるように。アリックス。もう、こっからずっと80球台で終わったらアリックスに変わると思うんで、それを作ってほしい」。マダックスを上回る新ネームを提案し、絶賛した。「こっから取り返していくしかない」と有原。実績十分の背番74が大逆転Vを先導する。(川上 晴輝)

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