札幌と新千歳空港の中間「通り過ぎるだけ」の街に日本ハムのファームが移転…実用的で機能的な街づくりが始まる

スポーツ報知

日本ハムファーム移転先が恵庭市に決定し握手を交わす栗山CBO(左)と原田恵庭市長(カメラ・池内 雅彦)

◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」

 日本ハムのファーム移転先が北海道恵庭市に内定した。30~31年の開業を目指すという。用地は46ヘクタール。東京D約10個分、51ヘクタールの東京ディズニーランドをひと回り小さくした広さになる。そこにオープンエアのメイン球場や屋内練習場、選手寮、サブグラウンドに加え、宿泊施設や住居、商業施設、研究施設などを配置していく。ファームの拠点にとどまらず、やろうとしているのは新しい街づくりだ。

 チームにとって利点は大きい。施設面の充実はもちろん、同じくファーム移転を発表しているヤクルトが茨城・守谷市、ロッテが千葉・君津市と1軍本拠地から離れた場所に拠点を構えることと比較すると、エスコンフィールドから約10キロ、車で20分ほどの距離感は大きなメリットだ。

 選手の入れ替えが容易になる上に、ファームの試合を1軍選手の調整にも活用できる。新庄監督も「30年でしょ? 僕には関係ない時代なんで」と笑いながらも「今の子はほんと幸せですよ。室内練習場でマウンドも作ってもらって、1軍のピッチャーもいつでも投げられますからね」と歓迎。気候条件の厳しい春先には、エスコンの活用も想定しているという。

 Fビレッジとの違いは人が集まるというよりも、人が住みやすいエリアであること。総投資額は「200億、300億(円)以上」という説明もあった。札幌と新千歳空港のほぼ中間。大半の人にとって通り過ぎるだけだったエリアが、どう変わっていくのか。関係者の話からイメージするのは、美しく魅力的でありながら実用的で機能的な街。新たな“ファイターズタウン”が、記者の乏しい想像力を大きく超えてくることに期待している。(日本ハム担当・山口 泰史)

 ◆山口 泰史(やまぐち ひろふみ)2001年入社。日本ハム、ヤクルト、楽天などを担当。

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