【ソフトバンク】野村勇が2打席連発「いつもよりうれしい」 「出尽くした」試行錯誤の先でつかんだ結果

スポーツ報知

笑顔を見せる栗原陵矢(左)と野村勇

◆日本生命セ・パ交流戦 2026 ソフトバンク10―4阪神(9日・みずほペイペイ)

 ソフトバンクが、パ・リーグ記録に並ぶ初回から5イニング連続本塁打で大勝し、交流戦首位をキープした。5月9日のロッテ戦(みずほペイペイ)以来にスタメン出場した野村勇内野手は、2打席連発を記録する4打数2安打2打点で貢献した。

 2―0の2回1死。阪神・才木の初球、外角やや高めの直球を振り抜いた。打球は左翼スタンドに飛び込む今季1号ソロ。5点リードとなった4回1死でも左翼へソロを運び、2打席連発となった。

 自己最多の126試合に出場した昨季を経て、遊撃のレギュラー取りに燃えていた今季。オープン戦では打率2割6分2厘、2本塁打、5打点とアピールしたが、開幕後は不調に陥った。

 4月中旬からはアーリーワークの常連となり、山川とともに打ち込む日々が続いた。試合前練習では、打撃投手が直球と変化球をランダムに投げる「ミックス」で練習するのがソフトバンク。しかし、「まず直球にタイミングが合っていない」と志願して直球限定で練習を行うこともあった。伴元裕メンタルパフォーマンスコーチとの会話も欠かさず、打席で何に集中すべきかを試行錯誤。家に帰っても、打撃についてアイデアが浮かぶと「あしたはこれでいってみようかな」とバットを持った。試すことも「出尽くした」と明かすこともあったが、結果が伴わない日々。下を向くような精神状態ではなかったが、常に打撃のことが頭の中にあったという。

 5日のDeNA戦(横浜)前には長谷川勇也打撃兼スキルコーチと会話し、ボールに対して打つ、打たないの判断を早くすることを意識した。すると、5日と7日のDeNA戦(横浜)ではいずれも直球を捉えて安打を記録。この日も2本とも初球攻撃で、持ち味の思い切りの良さが色濃く出た。

 この日の試合後「だいぶ苦しいですね。苦しいですけど、本当に打てない時もやるしかない」と話した、ここまでの今季の歩み。「打てていない時期が長かったんで、いつもより嬉しいです」。戻ってきた野村の快音が、チームをさらに勢いづかせる。

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