【オリックス】守備走塁のスペシャリスト・渡部遼人がプロ初アーチ「ゆっくり走れていない(笑)」快足でダイヤモンド一周

スポーツ報知

プロ初本塁打を放ちヒーローインタビューでポーズをとる渡部遼人(カメラ・岩田 大補)

◆パ・リーグ ソフトバンク4―13オリックス(17日・みずほペイペイドーム)

 オリックス・渡部遼人(はると)外野手が「2番・中堅」で先発し、第6打席にプロ初本塁打を放った。桐光学園、慶大を経て21年のドラフト4位で入団した左打者。171センチと小柄な体ながらも努力を重ね、プロ5年目で記念すべきアーチを描いた。

 渡部が充実感をにじませた。「すごくいい感触でした」と笑みをこぼしたのは、8点リードの8回2死二塁。カウント2―2からソフトバンク・鈴木豪の5球目の直球を振り抜き、右翼席に運んだ。50メートル走5秒9の俊足を生かしたプレーが持ち味の外野手。「あまりゆっくり走れていないですね…。慣れていないので(笑)」と、ダイヤモンド一周の喜びは一瞬だった。

 昨季までは守備、走塁のスペシャリストとして、試合終盤に存在感を発揮。昨年11月の高知キャンプで森友からもらった言葉が、レギュラー奪取への思いをより強くさせた。「お前がスタメンで出ていたら失点が少ないし、捕手も楽だから」。オープン戦は2打席のみの出場だったが、開幕後は先発出場した4試合でいずれも複数安打。「一打席一打席を無駄にしたくないという思いが強いので、それがいい結果に出ている」と、3戦連続の2番起用となったこの日は2本の長打を含む3安打、6打席全出塁で打率を6割4分7厘にまで上昇させた。

 チームは今季初の2ケタ得点かつ1試合4本塁打で、昨年7月4日以来の首位タイに浮上。岸田監督は「(渡部は)しっかり準備もしているし、練習も意識高く取り組んでくれている。けが人が多い中で、巡ってきたチャンスをつかんでいる」と称賛した。杉本や頓宮が故障で開幕メンバーを外れ、杉沢が骨折で戦線離脱するなかで彗星のごとく現れたスピードスター。3年ぶり覇権奪回へのキーマンとなる予感さえ漂う。(南部 俊太)

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