
オリックス・杉本裕太郎外野手(34)が、長いトンネルを抜け出した。両軍無得点の2回1死、カウント1―2から伊原の4球目を捉え、左翼線二塁打。オープン戦の最終戦、17打席目で待望の初安打が生まれた。「最後に1本出て良かったです」とうなずいた。
オープン戦は打率6分7厘で終えた。「感覚的にはめっちゃ悪い感じでもなかった。何とかなるっしょ…みたいな感じで」。試合後は明るく振り返ったが、19日には休日を返上し、大阪・舞洲でバットを振り込んだ。昨季も開幕前は1割8分5厘と苦しみながら、3、4月は3割1分6厘と復調。「そういう“成功談”もある。いつも通り、自分のペースでやっていきたい」と心の余裕も見せた。
通算100本塁打まで残り1本。「そのうち出ると思うので、あまりすぐ出そうとは思わず(笑)。長打や打点をもっと増やしていきたい」と意気込むラオウが、11年目も打線の核を担う。(南部 俊太)