5年が経った2013年ドラフト、パ各球団の成果は? “大成功”の鷹と獅子が日本一とリーグV

2018年12月15日 07:10 Full-Count
埼玉西武・山川穂高(左)と森友哉※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

埼玉西武は1位の森、2位の山川がリーグVに大きく貢献

 12月半ばに差し掛かり、2018年もあとわずかとなった。福岡ソフトバンクが2年連続で日本一に輝いたプロ野球界もすっかりシーズンオフとなり、話題はストーブリーグが中心に。各球団の契約更改も進み、FA権を行使した選手たちの去就も全て決定。新助っ人の補強も、続々と発表されてきている。 そして、今秋のドラフト会議で指名された各球団期待のルーキーたちも正式に契約を締結。各球団で新入団選手発表会も行われており、お披露目されている。中日に入団した根尾昂内野手や千葉ロッテの藤原恭大外野手、広島の小園海斗内野手、北海道日本ハムの吉田輝星投手、埼玉西武の松本航投手、福岡ソフトバンクの甲斐野央投手らが注目を集める中で、来季、一体どの選手が輝きを放つのか、楽しみだ。 ルーキーたちがいきなり1年目から活躍するのは、なかなか至難の技である。昨年のドラフトで指名された今季のルーキーたちも然り。清宮幸太郎内野手が大きな注目を集めた中で、大きく活躍したのは横浜DeNAの東克樹投手ら、一握りの選手だけだった。 ドラフトの成果は5年、10年経ってみないと分からないと言われるもの。では、5年前から10年前の各球団のドラフトが、今季どのように成果として発揮されたか、1年ずつ検証していってみよう。今回は5年前、2013年のドラフト【パ・リーグ編】だ。○パ・リーグ【東北楽天】1 松井裕樹投手 53試5勝8敗5S11H 3.652 内田靖人捕手 58試177打数35安12本25点 .1983 濱矢広大投手 7試0勝0敗0S0H 3.724 古川侑利投手 18試4勝9敗0S0H 4.135 西宮悠介投手 7試0勝0敗0S1H 3.866 横山貴明投手(2018戦力外)1軍登板なし7 相原和友投手(2016戦力外)8 相沢晋投手(2016戦力外)9 今野龍太投手 3試0勝0敗0S0H 1.80【埼玉西武】1 森友哉捕手 136試473打数130安16本80点 .2752 山川穂高内野手 143試541打数152安47本124点 .2813 豊田拓矢投手(2018戦力外)2試0勝0敗0S0H 13.504 金子一輝内野手 6試14打数5安1本2打点 .3575 山口嵩之投手 (2016戦力外)6 岡田雅利捕手 52試92打数25安3本7点 .2727 福倉健太郎投手(2018戦力外)1軍登板なし【千葉ロッテ】1 石川歩投手 21試9勝8敗0S0H 3.922 吉田裕太捕手 8試10打数1安0本0点 .1003 三木亮内野手 66試34打数8安0本4点 .2354 吉原正平投手(2016戦力外)5 井上晴哉内野手 133試476打数139安24本99点 .2926 二木康太投手 16試4勝7敗0S0H 3.93育1 肘井竜蔵捕手(2018戦力外)1軍出場なし

福岡ソフトバンクは加治屋、森、上林、石川が大活躍

【福岡ソフトバンク】× 松井裕樹投手× 杉浦稔大投手1 加治屋蓮投手 72試4勝3敗0S31H 3.382 森唯斗投手 66試2勝4敗37S6H 2.793 岡本健投手 23試1勝0敗0S0H 3.054 上林誠知外野手 143試551打数149安22本62点 .270育1 石川柊太投手 42試13勝6敗0S6H 3.60育2 東方伸友投手(2017戦力外)育3 曽根海成内野手(→広島)11試18打数5安0本2点 .278育4 張本優大捕手(2018戦力外→育成)1軍出場なし【オリックス】1 吉田一将投手 58試3勝4敗0S21H .3.832 東明大貴投手 7試1勝4敗0S0H 2.273 若月健矢捕手 114試269打数66安1本27点 .2454 園部聡内野手(2018戦力外)5 吉田雄人外野手(2018戦力外)6 奥浪鏡内野手(2017年途中自由契約)7 柴田健斗投手(2014戦力外)8 大山暁史投手(2018戦力外)6試0勝0敗0S0H 5.06育1 東弘明内野手(2014戦力外)【北海道日本ハム】× 松井裕樹× 柿田裕太× 岩貞祐太1 渡邉諒内野手 60試161打数39安7本14点 .2422 浦野博司投手 36試2勝2敗7S9H 2.163 岡大海内野手(→千葉ロッテ)79試194打数37安3本20点 .1914 高梨裕稔投手 18試5勝7敗0S0H 4.50(→東京ヤクルト)5 金平将至投手(2016戦力外)6 白村明弘投手 3試0勝0敗0S0H 9.647 岸里亮佑外野手 1軍出場なし8 石川亮捕手 32試50打数11安0本3点 .220 特筆すべきは、今季2年連続日本一となった福岡ソフトバンクか。今季はドラ1の加治屋がサファテ、岩嵜を欠いたリリーフ陣でセットアッパーとして活躍し、31ホールドをマークした。昨季までは1軍登板計4試合だけと結果を残せていなかったが、5年目の今季、ついに覚醒を遂げた。 2位の森はプロ入りから5年連続50試合超に登板し、今季はサファテの穴を埋める守護神を任され、最多セーブとなる37セーブ。岡本も23試合に投げ、上林は全試合に出場して、打撃3部門全てでキャリアハイの成績を残した。さらに育成1巡目の石川は先発、中継ぎ双方で42試合に投げて13勝。1位から4位までの支配下4人全員と育成1巡目までが大活躍するという、凄まじい結果となっている。 また、今季、10年ぶりにパ・リーグを制覇した埼玉西武も実りあるドラフトとなっている。1位の森は今季、大半の試合でマスクを被り、バットでも打率.275、16本塁打と打てる捕手として活躍。2位の山川もついに覚醒し、47本塁打124打点で初の本塁打王に輝いた。今オフに豊田、福倉の2人が戦力外となったものの、チームの核となる2人が育ったこの年のドラフトは成功といえる。 千葉ロッテは石川がローテを担い、今季は井上がついに1軍の戦力に成長。6位の二木も先発陣の一角を任されており、まずまず。東北楽天は松井がチームの中心となり、内田が成長を見せているものの、結果だけを見れば、上記の球団には及ばない。オリックスは上位3人の吉田一、東明、若月は1軍の戦力となっているが、4位以下の6選手が退団となっている。北海道日本ハムは8選手を指名し、それぞれが1軍でプレーしているものの、チームの核となる選手は出てきていない。岡はシーズン中に千葉ロッテへ、2016年新人王の高梨はオフに東京ヤクルトへとトレードになった。 こうみると、5年前のドラフトの成果が、今季の成績に影響を及ぼしている。上位2人が球界トップクラスの活躍を見せた埼玉西武はリーグ優勝、そして支配下4人と育成1人の5選手が働いた福岡ソフトバンクは、埼玉西武に“下克上”を果たして日本一になっている。(Full-Count編集部)記事提供:Full-Count 続きを読む

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