金子弌大が馴染みの薄い北海道日本ハムを選んだ訳とは? 「自分が甘えられない」

2018.12.11(火) 12:28 Full-Count 石川加奈子
北海道日本ハムのユニホームに袖を通した金子弌大※写真提供:Full-Count(写真:石川加奈子)

沢村賞を獲得もリーグ優勝は未経験「やり残したものは何かと言われたたらそこ」

 オリックスから自由契約となり北海道日本ハムへの入団が決まった金子弌大投手が10日、札幌市内で入団会見を行った。背番号はオリックスで慣れ親しんだ「19」を背負う一方、登録名を「金子千尋」から「金子弌大」(かねこ・ちひろ)に変更。心機一転、新天地で自身初の優勝を目指す。
「35歳のルーキーの気持ちを持って、北海道のために一生懸命頑張ります」とあいさつした金子。登録名変更は、心を新たにして臨む決意の表れだった。プロ入り当初からお世話になっている風水の先生に勧められた新しい名前を即決。「これを期に新たな金子弌大をプロ野球ファン、北海道のファイターズファンの皆さんに見せたいという思いがあります。新しいチーム一からスタートという風に思っています」と力を込めた。
 敢えて馴染みの薄いチームに飛び込んだ。若い選手が多い北海道日本ハムには、親交のある選手はいない。「あいさつぐらいはしますけど、ほとんどないですね。ご飯に行ったりする選手もいないですし。多少、そういう環境を選んだところもあります。自分が甘えられないというか、何も知らないところでまた一からやるというのもいいのかなと」と再出発に懸ける覚悟の一端...

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