今季の途中から、楽天イーグルスが勝利するたびにKoboパーク宮城の球場外で、号外が配布されていることをご存じだろうか。この“楽天イーグルス新聞”は試合後約30分を目途に配布され、勝利の余韻が冷めやらぬ間に手にすることができるということもあり、ファンの間で好評を得ている。
9月16日の試合終了間際、Koboパーク宮城に隣接する球団事務所内の一角が慌ただしい雰囲気に包まれた。この日は2回に千葉ロッテに先制を許したものの、直後の攻撃で7点を奪って逆転。中盤に6点を加え、楽天が大量リードで最終回を迎えていた。よっぽどのことがない限り最終回の7点差はセーフティーリードであり、試合終了30分後に配布を開始するためには、ある程度新聞が完成した形に仕上げておく必要があるためだ。
また、この日は最終回に千葉ロッテが反撃し、1点を加えたために試合終了間際で修正が必要に。「ゲームのハイライトが試合後半に来る試合や、サヨナラ勝利時などは、対応できる時間が少なく、非常に苦労します」と株式会社楽天野球団の事業本部 本部長の大石幸...