昨季の快進撃から一転、2018年は首位・埼玉西武と29.5ゲーム差の最下位に沈んだ東北楽天。苦しんだチームの中でブレイクを果たし、東北の希望となった若鷲といえば、24歳の田中和基選手だろう。
立教大学から2016年ドラフト3位で入団した田中選手は、2年目の今季、俊足・長打力・スイッチヒッターという持ち味をすべて生かして、「1番・センター」に定着。そして105試合出場、423打数112安打18本塁打45打点、打率.265という成績で則本昂大投手以来の球団3人目、野手としては初となるパ・リーグ新人王を受賞した。
立教大学出身の野手が新人王に輝くのは、1958年の長嶋茂雄氏以来、60年ぶりの快挙だ。「2018 日米野球」でも日本代表トップチームに初選出されるなど、飛躍のシーズンを過ごした田中選手に、今季「転機となったプレー」と「自身が選ぶベストプレー5」を聞いた。
「ひとつの基準ができた」2018年 転機は駆け引きに勝利した一発
-パ・リーグ最優秀新人賞、受賞おめでとう...
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