9月26日の福岡ソフトバンク戦、千葉ロッテの中村選手が大学の大先輩・和田投手を捉え、1本塁打を含む3安打2打点をマークした。今季開幕直後は攻守で振るわずファーム調整を余儀なくされたが、シーズン最終盤から伝統の番号「8」を背負う男が存在感を示している。
天理高校時代には春夏計3度の甲子園を経験。進学した早稲田大学でも、1年春からリーグ戦に出場すると、4年時には主将となり、走・攻・守で伝統校をけん引した。2014年、千葉ロッテにドラフト1位指名を受けた際には、「去年、石川投手が新人王になったので、自分も狙っていきたい」と力強い宣言をしていた。
プロ1年目は、即戦力内野手の期待通りオープン戦で結果を残すと、開幕を一軍で迎える。1番・三塁として先発出場した4月30日の埼玉西武戦では、第1打席で本塁打。新人選手のプロ初本塁打が初回先頭打者本塁打になったのは、球団史上初だった。様々なポジションを務め、111試合269打数62安打5本塁打21打点、打率.230という...