オリックスのK-鈴木投手は1年目の今シーズン、即戦力として期待されたが一軍では4試合の登板で勝ち負けなし、7.1回を投げて防御率8.59。その登録名の通り、奪三振を期待されながらも2奪三振という成績だった。だが、ファームでは前半はリリーフ、後半は先発として活躍。ウエスタン・リーグ公式戦では26試合に登板し、3勝4敗、防御率2.85と結果を残した。
またシーズン終了後に行われたフェニックス・リーグでは韓国球団を相手に6回無失点9奪三振の好投を見せ、西村徳文新監督へのアピールにも成功した。23年ぶりのリーグ制覇、日本一へ投手陣のキーマンとなりそうな右腕は24日から台湾で開幕される「2018年アジアウインターベースボールリーグ(AWB)」にも参戦し、己を磨こうとしている。そんなK-鈴木投手に秋季キャンプ中に話を聞いた。
体の強さ、変化球の制球が課題
-秋季キャンプはどのようなことを課題として取り組んでいますか?
(K-鈴木投手)年間を通して戦うための体の強さが足りないと感じたので、下半身を強化しています。上半身ではなく、下半身で投げることをもっと意識すれば長いイニングも楽に投げられると思うので、まず下半身の強化に取り組...