開幕投手を託されたロドリゲスはいきなり大炎上する波乱のスタート
パ・リーグ3位に食い込み、クライマックスシリーズ(CS)進出を果たした北海道日本ハム。だが、2位の福岡ソフトバンクと戦ったファーストステージで1勝2敗と敗れ、2年ぶりの日本一には手が届かなかった。とはいえ、主力だった大谷翔平や増井浩俊らが抜けた今季の下馬評は高くなかっただけに、結果としては悪くなかったのではないか。
投手では上沢が1人立ちし、井口や玉井らが若手が登板機会を積み、守護神も任された石川直は急成長を遂げた。渡邉や横尾といった野手陣も1軍での経験を重ね、ドラフト1位の清宮も、打率こそ.200に終わったが、7本塁打を放ってポテンシャルの高さを感じさせた。2018年は、来季以降につながる実りある1年だった。
同時に、今季在籍した5人の助っ人陣は、まずまずの働きを見せた。レンジャーズから加入し、ローテの一角として25試合に投げたマルティネスは、上沢に次ぐ2桁10勝をマーク。25試合中17試合でクオリティスタートを達成しており、これはリーグ最高の数字。黒星が1つ先行したとはいえ、安定度は...