ウルフ、カスティーヨは故障に泣き、メヒアはわずか9本塁打
10年ぶり22度目のリーグ制覇を成し遂げた埼玉西武。“山賊打線”とも“獅子おどし打線”とも呼ばれた超強力打線が12球団ダントツトップとなる792得点を叩き出し、開幕から一度も首位の座を明け渡すことなくゴールテープを切った。チーム防御率4.24はリーグワースト、12球団でもブービーとなる数字だったが、打線がそれを補って余りあるだけの破壊力を見せつけた。
悲願のリーグ優勝を果たしたレギュラーシーズンとは一転、クライマックスシリーズでは悔しさの残る結末に。リーグ2位の福岡ソフトバンクを相手に2勝4敗で敗れて、日本シリーズ進出ならず。シーズン中から不安材料とされていた投手陣が踏ん張り切れず、涙を呑んだ。
打線では秋山翔吾や源田壮亮、山川穂高、浅村栄斗、投手陣でも菊池雄星や多和田真三郎、榎田大樹などなど日本人選手の活躍が目立った一方で、リーグ優勝チームにしては、5人在籍した助っ人外国人の貢献度は低かったと言わざ...