しぶとく戦い続ける千葉ロッテ、交流戦逆転優勝へ

2016.6.18(土) 00:00 パ・リーグ インサイト

交流戦の頂点を争うのは、パ・リーグの上位2チームとなった。福岡ソフトバンクが18日、阪神に勝利して12勝4敗1分とし、交流戦優勝に王手。だがそれを0.5ゲーム差で追う千葉ロッテの勢いも止まらない。交流戦最後のカード、巨人戦、連勝で勝ち越しを決め、11日の東京ヤクルト戦以降、7連勝とした。
同点の5回2死2,3塁、角中選手が右中間席へ2試合連続の本塁打となる4号3ラン。「3塁にジェイソン(スタンリッジ)がいたので、何とか打って(6回の投球まで)休む時間を与えてあげようと思っていた」と、うなずいた一撃。相手先発の小山投手も呆然の表情。その直前、代打の井口選手をフォークで空振り三振に仕留めたのは巨人にとって大きかったが、2死になっても、パ・リーグ打率トップを独走する男の勝負強さは圧巻だった。3回2死2塁、中堅へ適時打を放ち、この日は計4打点。この場面、低めの難しい球をはじき返す技ありの一打だったが「あれが一番簡単なんで」と平然と語ってファンを笑わせた。打率は.348。2012年のリーグ首位打者が、ヒットを量産中だ。
先発のスタンリッジ投手は7回2失点と役割を果たし、盤石の中継ぎ陣が試合を締めた。不動の3番打者・角中はこの7連勝中の間、29打数10安打と安定した働きでチームに貢献。だがそれ以上にチームの充実ぶりに手応えを感じているようで「すごいですね」と笑...

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