1年目から二刀流で数々の偉業達成「すごく嬉しい」
メジャーリーグの「ルーキー・オブ・ザ・イヤー(最優秀新人=新人王)」が12日(日本時間13日)に発表され、ア・リーグはエンゼルスの大谷翔平投手が受賞した。日本人では、2001年のイチロー外野手(マリナーズ)以来17年ぶり4人目の快挙。規定投球回、規定打席ともに未達ながら、投打二刀流での圧倒的なパフォーマンスを披露。全米野球記者協会(BBWAA)の記者投票で支持を受け、一生に一度しか受賞のチャンスがない栄誉を勝ち取った。二刀流での新人王受賞は史上初だ。
大谷は昨オフ、ポスティングシステム(入札制度)を利用してエンゼルスに移籍。オープン戦では打率.125、防御率27.00と苦しんだものの、開幕後は二刀流でメジャーを席巻した。6月に右肘靭帯損傷で約1か月離脱。9月に投手として復帰した直後も新たな靭帯損傷が明らかになったが、7月以降はほぼ打者に専念して、ホームランを量産した。
最終的には、打者として104試合に出場し、打率.285、22本塁打、61打点、OPS(出塁率+長打率).925、10盗塁、投手として10試合に投げ、4勝2敗、防御率3.31、51回2/3で63奪三振という成績をマーク。1919年のベーブ・ルース以来となる「15本塁打&50イニング登板」、メジャーリーグ史上初の「20本塁打&50奪三振」、「10試合登板&20本塁打&10盗塁」など、数々の“偉業”...