1974年に制定されたカムバック賞
日本プロ野球機構(NPB)は12日、2018年度のコミッショナー特別表彰とセ・パ両リーグの連盟特別表彰の受賞者を発表した。セ・リーグの連盟特別表彰では、中日の松坂大輔投手がカムバック賞を受賞。昨季の岩瀬仁紀投手に続き、2年連続で中日勢がカムバック賞に選ばれた。
昨季限りで3年間在籍した福岡ソフトバンクを退団。右肩故障などに苦しみ、わずか1軍登板1試合に終わり、数多くの批判にも晒された。オフに中日の入団テストを受けて合格すると、中10日以上の十分な間隔を空けながら、先発陣の一角として11試合に登板した。4月30日の横浜DeNA戦(ナゴヤD)で日本球界復帰後初白星をマークすると、そこから白星を重ね、チームで2番目の勝利数となる6勝を挙げた。
カムバック賞は怪我や病気、長期の不調などから復活した選手に贈られる賞で、NPBでは1974年に制定された。これまで松坂を含めてセ・リーグで35人が選出される一方で、パ・リーグでは2001年の盛田幸妃投手(近鉄)以来、17年間選出されておらず、計6人しか選ば...