「勝てるピッチャーに」―“エース道”歩む埼玉西武2年目右腕・今井達也が描く成長曲線

2018.11.11(日) 07:40 Full-Count 篠崎有理枝
チームの勝利のために、さらなる成長を誓った埼玉西武・今井達也※写真提供:Full-Count(写真:篠崎有理枝)

2年目の今季プロ初勝利を含む5勝をマーク「先発で投げる以上はチームが勝たないと」

 10年ぶりの優勝を果たした埼玉西武ライオンズ。今シーズン、1軍を目指す若獅子を紹介してきたが、最終回は2016年のドラフト1位、今井達也投手だ。ルーキーイヤーの昨シーズンは怪我に悩まされ1軍での登板はなく、2軍でもわずか7試合の登板に留まったが、今シーズンは6月13日の対東京ヤクルト戦で初登板初勝利を挙げ、5勝5敗の成績を残した。クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでは第4戦に先発し、5回途中4失点で敗戦投手。CS初登板はほろ苦い結果となったものの、大きな経験になったことは間違いない。
 今井は栃木・作新学院高で、2016年の夏の甲子園全国制覇を成し遂げたが、2年夏の甲子園では、ベンチ入りを逃す苦い経験をしている。
「初めて大会で背番号をもらって、県大会の準々決勝、準決勝、決勝で投げさせていただいたんですけど、いいピッチングができませんでした。ベンチ漏れを経験してから『速いボールを投げたい』という気持ちから『勝てるピッチャーになりたい』という気持ちに変わりました。最初は球速にこだわっていましたが、先発で投げる以上はチームが勝たないといけない。自分の考え方が変...

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