支配下70選手、ドラフト7選手指名で12人程度の人員整理は必須だった
2年連続の日本一に輝いた福岡ソフトバンク。パ・リーグ2位からクライマックスシリーズ を勝ち上がり、ファイナルステージではリーグ王者の埼玉西武を4勝2敗で打ち破った。“下克上”を果たして進出した日本シリーズでは第3戦から怒涛の4連勝。4勝1敗1分けで広島を撃破し、3日の第6戦で日本一の座を掴み取った。
衝撃が襲ったのは、日本一決定から一夜明け、まだ歓喜の余韻すら残る4日だった。球団は、五十嵐亮太投手、攝津正投手、寺原隼人投手、吉村裕基外野手、城所龍磨外野手、そして笠原大芽投手、張本優大捕手、茶谷健太内野手に来季の契約を結ばない旨を通告した。笠原、張本、茶谷の3選手とは育成契約を結ぶ意向があるが、大ベテランを中心に計8選手を戦力外とするのは異例の事態だった。
福岡ソフトバンクは第1次戦力外通告期間で小澤怜史投手、黒瀬健太内野手、古澤勝吾内野手の3選手にも戦力外を通告している(この3選手とも育成再契約を検討)。今季限りで現役を引退した本多雄一内野手を含めると、実に支配下だけで12選手が戦力外ないし引退により、支配下から外れることになる。また育成選手7人にも戦力外通告を行っており、実に18選手に通...