華々しいスタートから故障に泣いたシーズンも。オリックス・佐藤達也投手の功績を振り返る

2018.11.5(月) 15:50 パ・リーグ インサイト 望月遼太

 今から4年前、2014年シーズンのこと。オリックスの佐藤達也投手は豪速球を武器に奪三振を量産し、リーグ最強の中継ぎ右腕として圧倒的な存在感を放っていた。あれから4年。佐藤達投手は今季、一度も一軍での登板機会を得られず、今オフにユニホームを脱ぐ決断をしている。太く、短く、ファンの記憶に残った7年間のプロ野球人生。観る者に大きなインパクトを与えた、佐藤達投手の活躍をいま一度振り返っていきたい。
 北海道東海大学時代にもプロ志望届を提出したものの指名漏れした佐藤達投手は、卒業後に入社したHondaで主力投手として奮闘。その活躍が認められて2011年のドラフト3位でオリックスから指名を受け、晴れてプロ野球の世界へと足を踏み入れることになった。

プロ2年目にタイトル獲得、大ブレイクを果たす

 佐藤達投手はプロ1年目の2012年に14試合に登板して防御率3.43という成績を残すと、翌年には持ち前の速球を武器に大ブレイクを果たす。67試合に登板して防御率1.73と安定感抜群のピッチングを披露し、78イニングスで奪った三振は88個。奪三振率は10.15に達し、並み居るプロの好打者たちを力でねじ伏せた。
 このシーズンには42ホールドポイントを積み上げて自身初タイトルとなる最優秀中継ぎ投手賞にも輝き、一躍リーグを代表するリリーフ投手の座へ上り詰めた佐藤達投手。しかし、全国のファンがこの剛腕の真価を目撃するのはまだこれ...

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