【日本S】鷹・甲斐拓也、育成出身初のシリーズMVPにも「まだまだ力不足」

2018.11.3(土) 23:48 Full-Count 福谷佑介
試合後、会見に臨んだ福岡ソフトバンク・甲斐拓也※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)

6度の盗塁企図を全部阻止、広島の機動力を封じる

■福岡ソフトバンク 2-0 広島(3日・マツダスタジアム)
 福岡ソフトバンクの甲斐拓也捕手が、日本シリーズの最高殊勲選手(MVP)に輝いた。3日、敵地マツダスタジアムに舞台を移して行われた日本シリーズ第6戦。ここまで4連続盗塁阻止を記録していた鷹の扇の要は、初回、2回と2イニング連続で盗塁を阻止。広島の機動力を完璧に封じ込み、6連続盗塁阻止の日本シリーズ新記録を樹立して最高殊勲選手に選出された。
 最後まで刺し続けた。この試合まで4連続盗塁阻止と圧巻の活躍を続けてきた甲斐。一躍、全国区となった“甲斐キャノン”が、日本一を決めた第6戦でも炸裂した。初回2死一塁で広島のリードオフマンの田中がスタート。甲斐の送球はストライクを捕球した西田のタッチは田中の腕へ。審判の判定はセーフだったが、工藤公康監督のリクエストによるリプレー検証で判定が覆った。これで5連続盗塁阻止で日本シリーズ新記...

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