引退の埼玉西武・松井稼頭央、最後に遊撃に手を当てて別れ「育ててもらった場所」

2018.10.22(月) 08:55 Full-Count 岩国誠
埼玉西武・松井稼頭央※写真提供:Full-Count(画像:(C)PLM)

CS敗退後に同僚から「まさか」の胴上げ「選手の皆さんに感謝しています」

 21日。クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第5戦で福岡ソフトバンクに敗れ、2勝4敗(アドバンテージ1勝を含む)で日本シリーズへの切符を手にすることができなかった埼玉西武。最終戦セレモニー終了後、今季限りでの引退を表明している松井稼頭央外野手が一人、レフトスタンドへ歩を進め、応援してくれたファンに一礼。その後、ショートの位置に手を当て、グラウンドに別れを告げた。
 CSファイナルでの出場機会はなかった。「当然、いつでも出場できる準備はしていました。常に試合に出たいのはどんな試合でも変わらない。日本シリーズを目指すメンバーに入れていただいた。出場する可能性があるならば、しっかり準備をするだけです」と、最後の試合もこれまで同様、いつでも行ける準備をしてベンチで戦況を見つめていたという。
 悔しい敗戦の後に行われた最終戦セレモニーで、選手たちから胴上げされた松井。本拠地・メットライフドームに詰めかけたファンの前で7回、宙を舞った。「まさか胴上げしてもらうとは思っていなかった。選手の皆さんに感謝しています」と、率直な思...

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