CS突破の鷹・工藤公康監督「ここで喜んではいない。日本一になって本当の喜び」

2018.10.21(日) 19:22 Full-Count 福谷佑介
会見での福岡ソフトバンク・工藤公康監督※写真提供:Full-Count(写真:福谷佑介)

初回にグラシアルが決めた意表つくバントに「ビックリした」

 福岡ソフトバンクが3連勝で、2年連続18度目の日本シリーズ進出を決めた。21日、敵地メットライフドームで行われた「パーソル クライマックスシリーズ パ」第5戦。初回に柳田が走者一掃の適時二塁打を放って3点を先制。6回にも柳田がソロ本塁打を放って勝利を掴んだ。試合後、工藤公康監督は「今はホッとしています。日本シリーズへの挑戦権を争う試合で勝つことができて、よくやったと選手たちを労ってあげたい」と安堵の表情を浮かべた。
 強烈な先制パンチを食らわせた。初回、上林の二塁打、明石の死球で無死一、二塁とすると、グラシアルが意表を突く犠打。「ビックリした。まさかと」と指揮官も驚く、キューバ人助っ人が自身のとっさの判断で決めたバントは内野安打となり、無死満塁の絶好機が出来上がった。ここで4番柳田が左中間へ走者一掃の適時二塁打を放って、いきなり3点を先制した。
 柳田は1点差に詰め寄られた6回には先頭で打席に入って右翼スタンドへのソロ本塁打。この日2安打4打点と大暴れし、指揮官も「素晴らしいバッティングをしてくれた。さすが4番だと思います」と絶賛。先発に抜擢されたドラフト2位ルーキーの高橋礼は3回まで埼玉西武打線をパーフェクトに封じ、5回途中2失点で降板したものの、「自分の持っている力を出してくれた。期待以上でした」と指揮官も称賛する...

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