8月30日午後、NPB公式サイトより明日の予告先発が発表された。否応なしに目を引くのは、札幌ドームで行われる北海道日本ハムと福岡ソフトバンクの一戦。福岡ソフトバンクの先発は石川投手で、迎え撃つ北海道日本ハムの先発は大谷選手である。
昨季、北海道日本ハムは福岡ソフトバンクとの最大11.5ゲーム差をひっくり返し、劇的にパ・リーグを制した。そしてそのままの勢いでセ・リーグ覇者の広島をも下し、日本一の頂に駆け上がる。元盗塁王を3人擁する機動力、華やかかつ鉄壁の守り、栗山監督の冴え渡る名采配など、多くの魅力を備えたそんなチームの中で、いつも投打の中心にいたのは間違いなくこの男だった。
プロ野球史上初の1番・投手による先頭打者本塁打。高卒2年目から3年連続2桁勝利。投げては日本人最速の165キロを叩き出し、打っては22本塁打をかっ飛ばす。パ・リーグを制したその日も、最後までマウンドに立っていた。日本シリーズでは芸術的なまでの悪球打ちを披露し、最終的に指名打者・投手部門でともにベストナイン、リーグMV...