26歳以下の主力が支える国産打線と「緻密な」破壊力。埼玉西武の強さが球界を変える?

2018.10.1(月) 16:00 パ・リーグ インサイト 望月遼太
埼玉西武ライオンズ(C)パーソル パ・リーグTV

 9月30日、埼玉西武が10年ぶり22度目のパ・リーグ制覇を果たした。今季の埼玉西武を象徴するものとして、その強力無比な打線を挙げる方は多いだろう。
 2桁本塁打をマークする選手がスタメンに最大6人名を連ね、そのうち20本塁打以上が4人、4番に至っては両リーグトップ独走の46本塁打。3、4番が熾烈な打点王争いを繰り広げ、チーム得点ももちろん両リーグトップの771得点。その一方でチーム防御率はリーグ唯一の4点台と、超攻撃型チームであることに異論を差し挟む余地はない。

国産打線で歴代屈指の打撃力

 ただ、唯一の外国人野手であるメヒア選手が、79試合出場で224打席にとどまっており、今季の埼玉西武は規定打席に到達した選手がすべて日本人という「国産打線」だったことも特筆すべき事態だ。過去10年間で、「規定打席に到達した外国籍の選手がいなかった」パ・リーグ優勝チームの打撃成績は以下の通り。
2011年:福岡ソフトバンク
144試合1271安打90本塁打550得点180盗塁 ...

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