黄金期よりも「打線は上」 10年ぶりVの埼玉西武、防御率最下位でも攻めて頂点

2018.10.1(月) 08:55 Full-Count 福谷佑介
埼玉西武・辻発彦監督※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

191本塁打771得点はリーグトップ、チーム防御率はリーグで唯一4点台

 悲願のリーグ優勝に、ついに手が届いた。優勝へのマジックを1としていた埼玉西武は30日、敵地・札幌ドームでの北海道日本ハム戦に敗れたものの、この試合中に2位の福岡ソフトバンクが千葉ロッテに敗戦。前回優勝した2008年と同じ“負けてV”となったが、10年ぶり22度目の優勝を飾った。
 今季の埼玉西武を象徴するラストスパートだった。優勝へと大きく近づいた15日から行われた本拠地での福岡ソフトバンクとの直接対決3連戦。初戦は初回にいきなり3点を奪うと、3本塁打11得点で圧勝。2戦目も山川の2ランなどで初回に4点を奪って押し切ると、3戦目は栗山の満塁弾で初回に4得点。3試合連続で初回に大量点を奪って圧倒した。
 そのまま勝ち続けて再びライバルと顔を合わせた、27日からの3連戦。初戦は森の先制3ランに始まり、山川ソロ、そして土壇場での秋山の逆転3ラン。2戦目は山川の3ランで2回に先制し、中村の2ランが決勝弾となった。3戦目こそ1点に終わって敗れたものの、24日の東北楽天戦からの4試合で奪った20点が全て本...

続きを読む

関連チーム記事/TEAM