海の向こう、メジャーリーグでは今年10月に43歳を迎えるマイアミ・マーリンズのイチロー選手が現役を続け、依然としてここぞという場面でチームにとって欠かせない活躍を続けている。衰え知らずの活躍ぶりには本当に驚かされるばかりだ。
イチロー選手も所属したパ・リーグは昨年、多くの功労者が引退し、現在は最年長選手が投手では楽天・レイ投手(41歳)、野手では千葉ロッテ・井口資仁選手(41歳)となった。若くて勢いのある選手が次々に台頭してくるプロ野球という厳しい世界において、段々と年齢を重ねるごとにタイトルから遠ざかっていくということは、どうしても避けることはできない。しかし、年齢を重ねてもなお進化を続け、今年もタイトル争いに加われそうな「超人」がオリックスにいる。
まだシーズン終了まで90試合ほどを残しているものの、6月1日試合終了時点で、盗塁王争いに絡んでいるのが、今年7月に35歳の誕生日を迎えるベテランの糸井嘉男選手。リーグトップ(15盗塁)を走る北海道日本ハム・西川遥輝選手を追う2位(13盗塁)に...