埼玉西武・辻発彦監督、歓喜の胴上げ 亡き森コーチへ捧ぐ「今年こそ勝つんだと」

2018.9.30(日) 21:34 Full-Count 福谷佑介
胴上げされた埼玉西武・辻監督※写真提供:Full-Count(画像:(C)PLM)

北海道日本ハムに敗れるも、試合中に福岡ソフトバンクが敗れてV決定

 埼玉西武が10年ぶり22度目の優勝を決めた。優勝マジックを1として、敵地・札幌ドームで北海道日本ハム戦を戦った埼玉西武だったが、試合中に、マジック対象チームの福岡ソフトバンクが千葉ロッテにまさかの敗戦。埼玉西武も4-1で北海道日本ハムに敗れたものの、長いシーズンを戦い抜いた末の10年ぶりのリーグ制覇に、歓喜の輪が出来上がった。
 前回優勝した2008年も札幌ドームで歓喜の瞬間を迎えていた埼玉西武。この時も埼玉西武は北海道日本ハムに敗れながら、オリックスが東北楽天に敗れたことで優勝が決まっていた。まさに10年前の再現のようなV決定。就任2年目で、2008年以来のリーグ優勝に導いた辻発彦監督にとっても歓喜の胴上げに。1年間、辛く厳しい戦いをくぐり抜けてきた選手たちの手によって8度、宙を舞い、歓喜の瞬間を迎えた。
 歓喜の胴上げのあと、優勝監督インタビューに臨んだ辻監督は「いやあ、この日がいつ来るかと望んでいましたけど、選手たちは私のミスもありましたけど、助けてくれました。みんなには感謝の気持ちです。ありがとうの一言に尽きると思います。昨年就任してBクラスに低迷していた時期もあった。個々の能力ある選手が多く、どう引き出せるか。個性を伸ばせば、と思ってここまできました。失敗しても前を向く姿勢が必要だと学びました。8月の中盤から追い上げられ、苦しい戦いが続く中でこれだけ連勝する力がある。この経験がこれからもっと強くなる源になると思います...

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