豊作イヤーの今年は誰が新人王レースを制す? 過去20年、受賞者39人の前半戦成績を振り返る

2017.8.10(木) 00:00 パ・リーグ インサイト 藤原彬
埼玉西武ライオンズ・源田壮亮選手(C)パーソル パ・リーグTV

オールスターブレイクを経てシーズンは後半戦に突入した。ペナントレースの行方とともに予断を許さないのが個人成績とタイトル争いで、アウォード受賞の候補者も徐々に絞られてきている。今季のこれまでの戦いを振り返ると、ルーキーの活躍が目立つ。多くのトピックを提供する彼らの誰が新人王に輝くのかも、終盤戦で見逃すことはできないポイントだ。
※成績は全て8月9日終了時のもの
パ・リーグ新人王レース最大のインパクトにしてサプライズは源田選手(埼玉西武)の台頭だろう。開幕前から評価を集めたショートの守備での貢献度は群を抜き、課題とされていた打撃でも打率.274と及第点で、長打率.359、出塁率.328でもリーグ平均とほぼ変わらない数値を維持している。球団新人記録を更新するリーグトップの28盗塁を含めた総合的な攻撃力は水準以上と言えるし、2番打者に定着して17犠打も決めるなど、強力打線の中でしっかりと与えられた役割を果...

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