盗塁の精度が高かったのは? 2025年の「盗塁数」と「盗塁成功率」を振り返る

2025.12.26(金) 12:00 パ・リーグ インサイト 望月遼太
北海道日本ハム・五十幡亮汰選手(左上)東北楽天・小深田大翔選手(中央上)埼玉西武・西川愛也選手(右上)千葉ロッテ・高部瑛斗選手(左下)オリックス・麦谷祐介選手(中央下、©2025 ORIX Buffaloes)福岡ソフトバンク・周東佑京選手(右下)【写真:球団提供】

投高打低の環境で盗塁が成功するか否かはより重要に

 盗塁をめぐる走者とバッテリーの熾烈な駆け引きは、野球観戦における醍醐味の一つと呼べるものだ。その一方で、失敗すると貴重な走者を失うことを鑑みても、投高打低の傾向が強まる現在のNPBにおいて、盗塁はこれまで以上にリスクの高い戦略となりつつある。
 今回は、パ・リーグ6球団が記録した盗塁数と盗塁成功率に加えて、各球団でチーム内トップ5に入る盗塁数を記録した選手たちの盗塁成功率を紹介。今季のパ・リーグにおける「盗塁」という作戦について、実際のデータをもとにより深く掘り下げていきたい。

東北楽天と福岡ソフトバンクの2球団が、いずれも非常に優秀な数字を残した

 今季のパ・リーグ各球団が記録した、盗塁に関する各種の数字は下記の通り。

続きを読む

関連チーム記事/TEAM