【台湾プロ野球だより】ホールド王獲得、36歳日本人右腕の「矜持」──統一ライオンズ・髙塩将樹インタビュー

2025.10.30(木) 10:00 駒田英(パ・リーグ インサイト)
統一ライオンズのブルペン陣の柱として大車輪の活躍を見せ、今季、最多ホールドを記録した髙塩将樹投手。©CPBL

 10月6日、2025年の台湾プロ野球(CPBL)レギュラーシーズンが終了。各個人タイトルが決定し、25ホールドをあげた統一セブンイレブン・ライオンズの日本人右腕、髙塩将樹が「最優秀中継ぎ投手賞(最多ホールド)」を獲得した。
 髙塩は昨年の6月28日、3度目の参加となったCPBLのドラフト会議で統一ライオンズから6位指名を受け、外国籍の選手として史上初めてドラフトを経てCPBL入りを果たした。36歳で迎えた2年目の今季は51試合に登板。全試合救援登板の投手では、リーグトップとなる65.2回を投げ、3勝2敗、25ホールド、7セーブ、防御率1.64、WHIP0.96と、圧巻のパフォーマンスを見せた。
 2005年に制定された「最優秀中継ぎ投手賞」で、WHIP1以下の受賞者は史上2人目。日本人投手の受賞は2013年、中信兄弟の前身「兄弟エレファンツ」の真田裕貴以来2人目となった。髙塩は新人王の資格も保有しており、有力候補の一...

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