関係性が垣間見えた一幕も。元オリックス・鈴木優が見る、ドジャース日本人3選手の今季

2025.10.22(水) 11:00 パ・リーグ インサイト 鈴木優
鈴木優(左)ドジャース・山本由伸投手(右)【本人提供】

 2025年シーズンのドジャースは、パ・リーグ出身の日本人選手3人が主役級の活躍を見せた。
 MVP最有力の大谷翔平選手、エース・山本由伸投手、そして新加入のトッププロスペクト・佐々木朗希投手。3人が同じユニフォームを着て戦ったシーズンは、まさに日本野球の誇りを示す一年となった。ワールドシリーズ直前のいま、そんな3人の2025年シーズンを、MLBの現場で取材する私、鈴木優が振り返っていく。

大谷翔平:二刀流復活でチームをけん引。投手出場を楽しんでいる印象も

 シーズン中盤、2回目の右肘のトミー・ジョン手術を経て投手として復帰。チームとしては「打者・大谷翔平」を失うことができないということもあり、マイナーでのリハビリ登板ではなく、メジャーの試合でイニング数を調整して登板を重ねた。
 手術前同様の100マイル(約160.9キロ)を超えるストレートを投げ込みながら、新たな武器としてツーシーム、縦に鋭く落ちるスライダーなどを加え、進化して帰って...

続きを読む